実験動物の知的財産権について


佐藤 不二男
(社)発明協会 特許流通促進事業センター
特許流通アドバイザーグループ 参事


米国のバイオ産業躍進の原動力になった技術移転機関(TLO)に倣い、平成10年度以降、我が国でも続々TLOが設立され、現在28を数えている。先年度末までに収入のあった移転件数は479件、ロイヤリティ収入は約8億6千万円である。 このような中にあって、今回の話題である実験動物に関する特許移転に関しては、移転件数は数件にしか過ぎないことを踏まえ、移転に係わる要因即ち、@国有財産処分のルール、A実験動物の特許が及ぶ範囲、B実験動物の流通事情を概観し、問題点を整理、報告する。 また、実験動物に係わる日米間で起こった、特許権侵害、発明の使用差止請求の訴訟を例として解説する。特許権を使った米国企業の攻撃的なビジネス姿勢を理解していただきたい。

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