丸文通商の紹介にかえて

In vivo モレキュラーイメージングの最前線
〜小動物用モレキュラーイメージングの紹介〜


小野 聡
GE Healthcare
アマシャムバイオサイエンス株式会社
バイオアッセイ部 テクニカルコンサルタント


 小動物用モレキュラーイメージングには,経済性,科学的意義,利便性などの点から,製薬会社だけでなく大学等の公的研究機関からの期待が高まっています。
 実験動物を解剖せず,生きたままの状態で解剖的知見が得られるのであれば,実際に生体内で起きている現象をリアルタイムで可視化・定量化することができます。より複雑な実験系を組んで,一個体について長期的に,分子レベルで経過を観察・解析していくということも可能になります。心血管性疾患,中枢神経疾患,腫瘍,骨疾患,感染性疾患などの病因解明からその治療薬の毒性や薬効の評価まで,さまざまな幅広い用途が期待できます。

今回,その中でも
 組織や器官の形態を画像化するための機器      CT
 細胞・分子レベルでの挙動を画像化する機器     Optical Imager
 生理学的プロセスを画像化し機能解明を行う機器   PET Imager
の3機種のeXploreシリーズをご紹介させていただきます。

 eXploreシリーズ導入により,小動物用モレキュラーイメージングは,今まで解剖などの限られた手段しかなかった実験動物の分子・細胞レベルの解析に新たなアプローチを実現します。また,すでに診断領域を中心に利用されている先端技術を高解像度化し小動物に特化させ疾病メカニズムの解明や疾病モデル動物の評価などを可能にします。

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