遺伝子改変動物学セミナーのお知らせ

「脊柱発生の分子遺伝学」

今井 賢二 博士
GSF-National Research Center
Institute of Mammalian Genetics

日時:2001821日(火)1730分より

場所:医学部会議室(基礎棟1階)


 今井先生は1988年に渡独されて以来,ずっとドイツで研究をされており,Peter GrussRudi Ballingの研究室で研究をされた後,現在はミュンヘンのGSF研究所で研究室を運営されています。先生は一貫して「脊柱発生の分子機構」を研究されており,脊柱発生に異常を生じるマウスミュータント(tail kinks:tk, ringelschwanz: rs, tail kinks Jackson: tkjなど)を解析してその原因遺伝子を同定したり,脊柱発生に関与する転写因子(Pax-1, Pax-9)のノックアウトマウスを作製してその分子機構を明らかにされてきました。また,最近はSAGE (Serial Analysis of Gene Expression)法を用いて,軟骨細胞の初期分化においてBMPシグナルに応答して変化する遺伝子を網羅的に同定することも始められています。
 今回は共同研究のために久しぶりに日本に来られましたので,金沢まで足をのばしていただいて,セミナーをお願いしました。夏休みの時期ではありますが,多くの方の参加をお待ちしています。


連絡先:医学系研究科遺伝子改変動物学 浅野雅秀
TEL: 076-265-2460
asano@kiea.m.kanazawa-u.ac.jp