第7回生命工学トレーニングコースセミナー

「発生工学および生殖工学技法によるヒト疾患モデル動物の開発・改良」

横山 峯介 先生

(新潟大学脳研究所生命科学リソース研究センター 教授)

日時:11月15日(水)17時00分より

場所:学際科学実験センターアイソトープ総合研究施設 1階会議室

ヒトを始めとする各種動物の疾病を解明し、その治療法や予防法を確立する研究のためには、モデルとなる動物が重要な役割を担っており、いかに目的に適ったモデル動物を手に入れることができるかで勝負が決まるといっても過言ではない。これらの疾患モデル動物を開発する方法は、大きく2つに分けることができる。その一つは、偶然の機会に見つけ出された突然変異個体の中からその表現系をもとに選抜して育成する従来から行われてきた方法である。もう一つは、近年活発に実施されている発生工学の手法によって作成された遺伝子操作動物の中から育成する方法であり、これが現在の研究の主流となっている。今回は、疾患モデル動物の開発・改良に関して、私がこれまで行ってきた研究の概要をご紹介したい。

連絡先:学際科学実験センター遺伝子改変動物分野 浅野雅秀
TEL: 076-265-2460, E-mail: asano@kiea.m.kanazawa-u.ac.jp